audibleで「聴く」読書を始めて、数年が経ちました。今のところ感じている、「聴く」読書のメリットと、デメリットをまとめてみようと思います。
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「聴く」読書のメリット
一番のメリットは、やはりこれでしょうか。歩きながら、聴くことができます。料理をしながら、聴くことができます。「読む」だとどうしても、シチュエーションがある程度限られるので、散歩中や家事をしながらの「読む」行為は、現実的ではありません。これらの時間を「読書(読まないけど)」の時間に充てられるのは、大きなメリットでしょう。
読み始める時の、心理的なハードルが下がるのもメリットだと感じます。読むのがちょっと億劫に感じるような本も「聴く」だったら、「まあ、とりあえず、聴いてみようかな」という気になります。好きな声優さんが朗読を担当していたら、なおさらです。いわゆる「活字好き」でなくても本を楽しめるのは、素晴らしいことだと感じます。
これも、大きなメリットだなと感じています。まだ字が読めない、小さな子どもも楽しめます。今はまだ大丈夫ですが、将来、年齢を重ねて活字を読むことが困難になった時に、大好きな本を「読む」ことが出来なくなっても、聴くという楽しみ方があってよかったなと、そういう時代に生まれてきてよかったなと思っています。
「聴く」読書 デメリット
「聴く」読書は、自分ひとりで完結しない、というのが最大のデメリットだと感じています。私の場合は、下記の3点が、聴く場合のつまづきポイントです。
- ナレーターの声質が好みではないと、聴いていられなくなる。好みではない声だと、辛くなって、数秒で止めてしまう。
- 抑揚とか、緩急のつけかたとか、息継ぎのタイミングとか、それが私の読書ペースにあわないと、聴いていてつらくなってしまう。
- 気持ちをのせて読んで欲しいところ、色をつけずに淡々と読んで欲しいところがあり、それが自分のイメージと違うと、これも聴いていてつらくなってしまう
自分の好みの抑揚や緩急のつけ方などは、聴いてみて初めて分かるところが多いです。無料体験ができるものや、試し聴きができるもので、確認をしてみるのが一番だと思います。
結論
人に読んでもらう以上、「私のイメージと違う」が出てくるのは仕方がないと思っています。
時々「あ、違った」と思って聴くのをやめてしまうものもありますが、audibleのサービス自体には満足しています。しばらく、使い続けようと思っています。
アイキャッチ画像 UnsplashのKenny Eliasonが撮影した写真